古代中国で始まり、十二支それぞれに動物をあてて表現する干支(十干・十二支)をテーマとした「赤絵 酉置物」です。
平成29年(2017年)は干支の「丁酉(ひのととり)」、十二支では酉(とり)の年にあたります。酉すなわち鶏は、稲作文化の伝来と共に大陸より渡来したといわれ、以来、人びとの暮らしになくてはならない家禽として親しまれてきました。
鶏は明告鳥(あけのつげどり)と呼ばれるように、日の出と共に鳴き出すことから太陽の使いとされ、除魔的な力を持つ霊鳥として信仰されてきました。
また「とり」は“とりこむ”に通じることから、商売などには縁起の良い干支とされています。
このめでたき酉年を記念して、ふくよかな表情の雄鶏を色鮮やかな赤絵で描きました。安定感のある酉置物は、床の間や玄関で新しき年のご家族の繁栄や健勝を見守ってくれることでしょう。年男や年女、還暦を迎えられた方への心のこもった贈り物としても最適な逸品です。